羈旅的日剰備忘録

或る種の逃避記録

Ego Dance & Absolute Ego Dance

舊暦八月十七日の野性の王國

セセリ蝶も戀の季節
 

庭は基本的に野性の領域だから何が出現してもしかたがないが、部屋の中から蛇が出てきてはいけませんね。由々しきことです!
家守様のケッケッてう鳴き聲は言ふに及ばず、最近では夜になると部屋の何処かから蟋蟀の鳴き聲も聞こえてまゐります。
秋になって流石にアリたちの姿は家の中で殆ど見かけなくなりましたが、幼體とは言へ蛇様が部屋の何処かに潜んでゐると思ふと、なかなか安心して眠れませんので困るのであります。(-。-;)
 

やがて自然に消滅するが、増えすぎた布袋葵を今頃間引く。
冬期には水面から姿を消す布袋葵が、夏になるとどのやうにして再び出現するのか長年の謎であったが、結果した種が水中に沈み水底で冬を越し、水温が高くなると水底で芽を出して或る大きさになると自然に水面に浮上して繁茂する仕組みを知って今更のやうに驚くのであった。
 

プラセボ効果? ドップラー効果
 

夕方になって湿度上昇し、蒸し暑くなった。
本日の最高氣温は午後1時に28度、そして午後11時の氣温は25度。
 

昨夜取り逃がした大家守様。最近は大中小三匹が毎晩硝子戸に出現する。
 
 
 

SOFT BALLET の音聴くの、ひょっとして20年ぶりかも。。。
世界唯一無比のくねくね踊るキーボーディスト森岡賢氏、6月にお亡くなりになってゐたのですね。知らんかった。
森岡賢は、新たな化学反応を求めていたーーSOFT BALLETからminus(-)までを改めて振り返る|Real Sound|リアルサウンド
基本的な部分は打ち込み系のテクノなのだけど、森岡氏のニューロマンティックで中性的で官能的な風貌や踊りと、メインボーカルの遠藤遼一の、美形なのだけど暴力的で接近すると噛まれたり刺されたりしさうな危険な雰囲氣と野太い聲、そして無表情で何をしてゐるのか存在自體が謎だった藤井麻輝、これら三人の造り出す異様な空間・・・
先にFMラジオで聴いた曲に興味を持ち、後に確かテレビで彼らのパフォーマンスを見終わった瞬間、ああこれは確かに自分の好きなテクノ分野だが、正確には我輩の領域で無いと察し、以後興味はあったものの殆ど縁が無かったバンドだ。
でもYMOの人工的なビジュアルも凄いインパクトだったが、ソフトバレエの世界観は余りにもシュールで不氣味だったし、YMOに見られたやうなウィットやユーモアの入り込む余地は一ミリも無く、一寸息苦しさや生理的な嫌悪感などから、何やら底知れぬ魅力を感じつつも避けてきた當時の自分を回顧する秋の夕暮れであった。
兎に角、YouTubeに上がってゐたソフトバレエのPVやライブの様子などを全てチェックしてみたが、あらためて彼らのと音密度の高さや世界観の凄さに驚嘆した次第。
 
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【おまけ】