羈旅的日剰備忘録

或る種の逃避記録

樂園か天國か

舊暦五月九日の亜空間

 

 

 

今夕はハカセの秘密の楽園を訪問せり。
土中のモグラを發狂せしむるカンカラカンカラが無限に立ち並ぶ亜空間のまにまに、辣韮だの山芋だの茗荷だの何だの、自然法爾式農法の實践場が展開してゐた。(落とし穴もあるでョ)
行く末は此の地に自ら墳墓をば構築し、耕作中に御入定なされ、即身仏となって産土の山谷の守護神と化すを目指すべしやよや!?
ちなみに、すぐ近くには古場のノイシュバンシュタインもあるし、ありがてゃーお多賀さんもおらっせるし、何となく伊勢灣も見えたりもするなり。(月齢8.6)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

山上の大寺院と、谷間に展開する大墓地での黄昏。
陶製墓標や甕かぶりの石仏も、ピカピカの墓石の谷間にひっそりと、まんだ居らした。