羈旅的日剰備忘録

或る種の逃避記録

伽藍洞・・・

舊暦五月二十四日の交響樂團

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最近見たなかで、いちばん空虚な展示會だった。
縄文人」の息吹を感じさせるものは何も無く、かといって出土遺物の学術的解説があるわけでもなく、大きく衛生的な空間にただ漫然と遺物が並べられているだけのように感じた。エスプリを欠いたマチエールには、果たしてどれほどの意味があるのかしら。
テーマとなった山上の貝塚は劇的でダイナミックな遺跡だったが、肝心の貝殻は申しわけ程度に並んでゐるだけ。何故か北海道の石器が並んでゐたが、至近に存在する同時代の貝塚遺跡の遺物はひとつも展示されてゐなかった。
少し前に的外れな指摘で話題になったが、この館の「學藝員」はいったい何を勉強してきたのだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 

ラクダと暮らして

ラクダと暮らして


 
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【おまけ】

恐ろしい世の中になって仕舞ったものだ(~_~;)