羈旅的日剰備忘録

或る種の逃避記録

お陰様にて

舊暦閏五月八日の虫送り

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は常滑驛のギャラリーであかねちゃんと再會!
知らんうちに色と布を操る人になっとった。
約30年ぶりと思ふけど、覚えててくれて嬉しかった。
これもまた、「常滑」のお陰様。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

矢田の虫送り
大量のコビトたちが参加しており、どんど焼きのやうな火を見て大興奮する様子は原始本能の片鱗を見るやうで興味深い。
神の領域でもあり佛の世界でもある境界域をたゆたふ人間の営み。
雲霞を追ひ遣るてう本来の意味は、いまや講習と言ふかたちで参加者に伝へられていくのみだが、コビトたちを積極的に参加させることによって闇にゆらめく松明行列の情景や火の熱さ、藁の煙の匂いは、個々の五感を通じて産土の深層に染み込んでいくのだらう。