羈旅的日剰備忘録

或る種の逃避記録

書籍の杜と炭の荒野

舊暦十一月二十六日

 

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地元の方より貴重な書籍を仰山頂戴し恐縮致し候。
無名の考古學徒に對する激励でもあり、警鐘でもあると理解。
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今天無風の好日にて、庭で炭の支度せる。
炭籠振るって粉炭と小片はそのまま庭へ、中なるは火鉢用に、大なるは七輪用と分けたりけるもをかし。
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久しぶりに自轉車で海岸線から岬の展望地點に行ってみると、一年以上藪の中で野宿を續けてゐたおじさんの姿は無かったが、似たやうな場所に一人用のテントとサイクリング車が置いてあった。新たな住人が出現したのか、休日で日の出見物の為に来た人なのかは不明。
一方石門園地では派手な衣装に身を包んだ中國人男女数人が海を背景に撮影大會を開催しており、其の余りのはしゃぎ聲に釣り人も他の觀光客も全員が引いて仕舞ってゐる様子が奇妙で御座った。