Le Quatorze Juillet の憂鬱
農暦六月十二日
Le Quatorze Juillet
Fête Nationale Françaiseこと「パリ祭」の日曜日。偉人にしてみれば出國記念日也。
無限に押し寄せる大量のコビトども(きゃつらの目的はトイ・ストーリー4またはポケモンまたはアンパンマンまたはスパイダーマンだらう)を押し分け押し分け券賣窓口に大行列、『新聞記者』なる此の上なく地味な電影作品観に出掛けたり。中規模のスクリーンは50人近い観客居って驚く。見たところ大半は年配者で御座った。
暗い畫面では昨今其処此処で見聞きしたやうな事件が黙々と展開し、いずれの場面も既視感著しい。いつしか現實と虚構の境界が限りなく曖昧となり、暗澹冥濛たる氣持ちに成り果てぬ。
此の陰鬱な氣分が直接的な動機ではなく予め予定してゐたことではあったが、歸宅途中に期日前投票に出掛けたれば、何故かは知らねど朝顔の種の下されるもまたをかし。
何故朝顔の種が貰へるのか? 謎だ
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流石大中華!